不健康でも母である

精神的な部分も含め、自分の思ったことを正直に更新しています。

実習に行って感じた事


今日は、半日だけ事務系の実習に行ってきました。
事業所では

  • ゆっくり丁寧に説明してくれるために、メモが取りやすい。
  • メモを取らなくてもいいほど楽な作業ばかりを繰り返す
  • 難しいことや刺激がない

と平和なので、実習本番は正直驚きました。



まず、喋る速度が速い。
メモに取るのに必死で頭に入らない。
「言ったよね!?」と言われてないことを言われる。
その後、「言ってなかったわ。」と言われてもモヤモヤする。
分からなくて2回目聞こうと思っても居ない。
聞くと「言ったよね!?」と言われる。
説明がない人もいる。


とても怖く、結果、過換気症候群が2時間半で2回出ました。
しかし、担当がいないのでお薬を飲むこともできず・・・。


この会社に入りたいとは思わなかったけど、何故か合格。
次は3日間、コロナのため実行日は不明ですが、それも合格すれば5日間。
そして面接をして入社するかを決める。


合わないと思うので行くのも悪いけど、
スタッフ曰く「経験になるから行ってみよう。断ってもいいんだよ」


なんだかなあ・・・。
不安でいっぱいな日でした。

「生きる意味(人生にとっていちばん大切なこと)」を読んで


今までは、アドラー心理学を試している方や専門家の本ばかりでしたが、
今回は初めて「アルフレッド・アドラー」(長谷川早苗訳)を
読むことができました。


ちょっとした辞典のような厚さには慣れてきましたが、
日数が必要なのと疲れるのは変わりませんね笑


専門家などの価値観入りではない、アドラーの価値観を読める事は
とても嬉しく思います。


走り書きですが、誰かの参考に、そして
私が読み返せるように残せれればと思います。


生きる意味
生きる意味
興陽館
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アドラーの基本的思考は、「みんなそれぞれに違う」ということ。
皆それぞれ違うのは生まれた時から環境が違うのでその通りですよね。


そして、その環境から作られていくものはライフスタイル。
子供時代は、完全な状態・優れている・進化を目指します。
子供の頃からライフスタイルは作られていくのです。


私たちにとっての課題は、社会・仕事・愛にどう向かい合うかです。
アドラーにとって大きな課題は、
人類の避けられない問いに対してどう行動するかだったのかもしれませんね。


私たちにとって大きな3つの課題は避けられない課題ですが、
それを解くことで幸福につながっていきます。


その解き方によって運命が変わっていくわけですが、
ライフスタイルが歪んでいる人は、歪みの大きさと同じ大きさで混乱してしまいます。
外的要因が生じた際、例えば他者と協力していかなければならない時に、
社会という課題が発生し、神経症や自殺、犯罪、依存、性的倒錯に繋がりやすくなります。


共生力の不足が見られる場合、
いつどうやって他者と生きる感覚は育たなくなったのかを医療の面で大切になります。
掘り下げていくと、経験上、幼い頃の環境に突き当たることが多いようです。


教育の面で重要なのは、良い環境を与えるだけではなく、
子供が与えられた環境からどう行動をするかを見守り、
誤りが生じたときに改善の道を示して上げることです。
抑圧し無意識な子供にすることは非常にまずい状態になります。



自分と世界をどう捉えればいいのか


人類はみんな自分の能力を決め付けて生きている
目の前の問題に対して行動する際には、難易度がわかっているように振る舞うのです。
つまり、自分のものの見方で行動が決まっています。


個人の感覚で行動する人は、行動が決まっているために、
新しい道を開くことができない。
しかし、共通の感覚(コモンセンス)を持っている人は、
他者の意見を聞き、新たな道を開ける可能性があります。


「人生をどう生きるか」と「人生をどう捉えるか」は、
影響し合う関係です。


小さな頃から両親に対して自分の意思を通してきた子供は、
人を支配したいと言う考え方が出てくるでしょう。
しかし外界では望み通りにいくことはありません。
そこで葛藤が起こりあらゆる願望を抱えたまま、
共同体感覚を修正せずに家庭に引きこもります。


幼少期からライフスタイルが作られていく中で、
自分の意思が全て通って行った子供は、外界でも通ると思います。
このライフスタイルをズレが大きければ大きいほど、
いつかは他者に当たり前だと思っていたことを否定され、
大きく傷付くことになるのです。


どう生きるかは、ライフスタイルで決まりますが、
どう捉えるかは、自分を第三者目線で見ることで捉えやすくなるかもしれませんね。


コモンセンス常識・良識

アドラー  :共通感覚

複数人から相談の回答を聞き、自分とは違った選択肢を知る事

ライフスタイル:性格・人格・生き方・行動原理

子供の頃から形成されていく性格や人格のこと


人生を読み取る心理学の道具や手法

どんなに小さいものでも大きいものでも、
常に課題は進化していきます。
もし、パターンに従って「条件反射」で解決するしかなければ、
何度も失敗を繰り返すでしょう。


自己理解する個人心理学の手法は、

  • 優越の目標の捉え方
  • 劣等感の強さ
  • 共同体感覚

があるかで考えます。


個人心理学の技術でライフスタイルを突き止めるには、

  • ある程度の共同体感覚
  • 人生全体との繋がり、
  • 協力や共生の能力

が必要になってきます。


この能力が欠けている場合、様々な劣等感が強まり、
「ためらう態度」や回避が観察されるようになります。


この時に見られる肉体的・精神的な現象を
劣等コンプレックスと言います。


また、常に優越を求める人は劣等を隠そうとします。
それを優越コンプレックスと言います。


コンプレックスが生じる原因を理解する事で、
なぜ幼い頃に共同体感覚が充分に準備できなかったのかが分かり、
ライフスタイルをはっきり把握することができます。


ライフスタイルを知る事で問題点を発見することで、
ズレを発見します。
そのズレが他者との繋がる能力不足の原因です。


共同体感覚:社会への関心・互いに支え合う仲間であると思うこと

共同体感覚には3つの重要点がある。

自己受容:良し悪し関係なく「自分は価値が有る存在だ」と思う事

他者信頼:無条件で、信頼し受け入れる事

他者貢献:見返りなどを気にせず、貢献する気持ち

この3つをまとめた言葉を共同体感覚と言う。

劣等コンプレックス:確信の無さ・劣っているという自己肯定感の不足

優越コンプレックス:劣等感を持った人課題から逃れるための方法

          優れたフリをしている人の行動

人生の3つの課題に出会った時


アドラーがよく伝えている課題とは、他者との

  1. 生活
  2. 仕事

の3つの事です。


必ず生きていく中で避けられない3つの課題であり、
どれも十分な共同体感覚が必要となります。


共同体感覚に向けての準備は、正しさ関係なく、
生まれた瞬間から母親によって行われます。


母親から受ける刺激とは

子供は母親から最初の刺激を受けます。
この過程で問題が起きるとしたら、


1つは、母親が拙いために
子供を他者とコンタクトを取らせなかったり、
自分の役目を軽く考えてたりする場合です。


2つ目は、とても多いのですが、
とにかく可愛がって先回りして行動をし、
子供の成長の芽を摘んでいくことです。
可愛がられた子供は、
他者がしてくれるのが当たり前だと思い、
その通りにならないことで他者を敵だと認識します。


また、父親が母親より甘い場合は、
子供は母親から離れます。
これは成長の第二段階として理解すべきであり、
母親によって何か悲しい体験をしたことを
表しています。


悲しい体験をさせないということは、
ずっと甘やかしているため、
母親に依存をすると考えます。
私は経験を適度にさせるために、
成長の芽を摘まないようにし、
時にきびしくすることも必要なのかと思いました。


病気になった場合

病気になった場合、
子供のことが心配になりますよね。
普段より過保護になりますが、
子供にとっては「居心地の良いもの」になります。
完治した時に過保護じゃなくなること、
子供は仮病を使ったり、態度が悪くなることも。


こうした子供には、病気の頃の記憶が強く残っているのです。
大切にされる権利がある・甘い対応をして欲しいという考えが現れているのでしょう。


嘘をつく場合

嘘をつく場合は、悪巧みの道に進んでおり、
物を盗む場合は、奪われた欲望を満たすための穴埋めです。


思春期を迎えたときの環境

次に思春期ですが、謎が多いと学者は言います。


ですが、思春期とはそれまでに隠れていたものが現れる物だとアドラーは言います。


子供に共同体感覚が足りていなければ、それに応じた思春期を迎えます。


思春期になれば、体力も行動範囲も広がります。
そしてなにより、自分に合った気にいる方法で、
子供ではないと示したがります。
家で差別をされて辛い思いをし、煽てられた時しか自分の価値を感じられない子は危険な状態です。


他者と生きるように育てられた子は、
すぐに友人を作ることができます。
他者に役立つように自分の解釈や態度を調整できるからです。


恋愛について

恋愛のパートナーを選ぶときは
身体的な適性や魅力の他に3つのポイントが重要となります。
友人関係を維持できる
仕事への関心がある
自分よりも相手に関心を持っている
ことが大切です。


劣等コンプレックス

人間であることは劣等感をもつことだと、
アドラーは以前から指摘してきました。


子供が劣等感を持つには、まず
自分に十分な価値が有ると感じていなければなりません。
自分が不十分であることを感じるのは前向きな苦しみです。


解消の必要な辛い緊張はについては、
フロイトの考えでは快楽に満ちていることですが
アドラーはそうではないと考えます。
(不快を避けて快を求める考え)


緊張の解消には、
一時的あるいは継続的に苦痛が伴います。


乳児は満たされないことを動きで伝え、
より完全な状態を目指して、
生きるために必要なことを満たそうとしています。


一度動き出した生命体は、
マイナスの状況からプラスにしようと動き続けます。
例えば、子供は克服の必要に追い立てられながら、
まだ存在しない未来を作っていきます。
そして人生に拘束されながら、
自分に割り当てられた現実の状況を
超えるという最終目標を追い求めます。


子供が最初の環境にどのように入り込んでいくかは、
その子にとって最初の創造的な行動になります。
このとき子供は、自分の能力を使いながら
劣等感に動かされて行動します。
ケースによって様々ですが、
安全と克服を約束しれくれそうなライフスタイルが最終目標でしょう。


甘やかされたひとの架空の世界

甘やかされたひとの評判はよくありません。
良い評価を受けることはないのです。
親は甘やかしたことが原因であることを認めることはしません。
本人も甘やかされたとは認めず嫌がります。


1人の人間を理解するには、人生の問題の解決に向けて
「どのように行動するのか」を観察する必要があります。
この時、「どのように」「何故」を注意する必要があります。
方向と目標がない状態では、道も行動も決めることはできません。


人間の精神の目標は、
克服・完全・安全・優越です。


人生の3つの課題は、
誰もが自分なりのやり方で解いていくしかありません。
この問題をほぼ正しく解けるのは、
共同体を目指し活発に努力し続ける者だけなのです。


おわりに

約350ページにも及ぶ厚い本だったので、
私にとって大事なところだけ自分なりの解釈に一部変えました。
途中フロイト氏やニーチェ氏などの心理学についても出てきます。
また、印象的には
「子供の頃からのライフスタイル」
「共同体感覚の重要さ」=「子供の頃からが重要」
というものが多いと感じました。
また、またに読みにくいと感じる日本語もありましたので
一部変えたところもあります。


この本を読んで、
コモンセンスや共同体感覚やコンプレックスなど
再度重要であることがわかり良い本だったと思いました。


最初に言った通り、走り書きなので読みづらかったと思います。
読んでくださりありがとうございました!
誰かのためになればと思います。