- 自分を好きになろう うつな私をごきげんに変えた7つのスイッチ
- KADOKAWA
- Digital Ebook Purchas
図書館の一角のコーナーにあった本。
私と同じ双極性障害の方が書いた本だということで借りてきました。
以下感想です。
第一章「ゴミ屋敷を片付ける」
失恋をした彼女は、家に帰ったら、ベッドに直行。
私も家に帰ったら疲れて、ベッドに直行をしています。
総菜をベッドで食べ、ベッドの下にある空間に捨て、汚部屋状態に。
そんなところに知人から電話が来て、全てが図星の注意を受ける。
「病気の奴の真似をしないで、病気じゃない奴の真似をしてみろ!」
電話を切った彼女は、自分が最近笑ってないことに気づき、
まず病気じゃない人のイメージをします。
- 笑顔で明るい人
- ちゃんと化粧をしている人
- お洒落をしている人
- 考えが前向きな人
- 人の幸せを喜べる人
- お風呂に入って清潔な人
- 自分のために部屋を片付けて料理をして快適に過ごす人
彼女は候補を見て驚きます。1つも当てはまっていないことに。
そこで色々な掃除の本を購入し、共通点を探した彼女は、
1か所を10秒だけ片づけてみることを始めてみたようです。
床が見えないほどのゴミ屋敷の一角から床が見えた時、
そこだけ普通の人の部屋の雰囲気になったと感じ、
どんどん部屋を綺麗にしていきます。
断捨離も行い、掃除ができたことが自信に繋がったそうです。
彼女が行ったことは以下のことです。
- 窓を開けるところからやろう。換気で気持ちはだいぶ変わる。
- やる気が出る本を読もう。
- 一気にしようとせず、1か所10秒から綺麗にしていく。
- 自分で何でもしようと思わず、友人や掃除屋(軽トラ)に頼ろう。
- 長い目で見て、本当の意味での捨て癖を付ける。
第二章「明るい色の服を着る」
綺麗になった部屋に遊びに来たいと友人に言われ、招く彼女。
しかし、あー言われたらこー言い返すと、ネガティブ発言で返してしまいます。
自分を許せないと人に厳しくなる。
できた自分を褒める・認めることで心に余裕ができます。
できた自分を褒めない・認めないと、「でも、だって」と言い返してしまいます。
そのことを指摘された後、もう一つ友人はストレートに彼女に物申しました。
「化粧もしないで髪の毛もぼさぼさで、猫の毛だらけのジャージ。
昔はおしゃれが好きだったんだから、おしゃれしてみない?
自分を綺麗にすることも自分を大事にすること。自分を大事にしてあげて」
友人に言われた後、服装だけ明るい色を入れてみました。
その結果、服装だけは前向きな人に見えるのに顔付近は全くで違和感を感じます。
「眉毛をカットしてみよう」
お風呂にも入り、前向きな服装と清潔な髪形で普段から行くバーに行くと、
マスターから「デート?どうしたの?化粧もしてみなよ」と言われます。
服装を変えてみるだけで、こんなに褒められることに驚き、
服を通販で探し始めます。
「この服を着てどこに出かけようか」
考え方は帰るのは難しいけど、外見から変えていくことは簡単で
少し楽しくなるなと彼女は思ったそうです。
彼女が行ったことは以下のことです。
- 「元気な人」「理想の人」の服装を想像して真似してみた。
- まずは1枚。白がお勧め(合わせやすい)
- ネットで買うのも手(外出する気力がなくてもできる)
- 誉め言葉を素直に聞く。
第三章「言葉を変える」
やってみる前は、自分は普通じゃないコンプレックスがたくさん
やってみた事は、ポジティブ発言を多くすること
やってみた結果:自分を信用してもいいんだ!他人を許せるようになり、人間関係が楽になった。(朝起きれるようになった)
彼女は口癖のように「私はツイている」と言い聞かせていきました。
頭の中で自己否定するものを警察官のようなものが取り払うようにイメージをして、
日々、ツイているといい続けました。
まるで、普通の水に「ありがとう」と言いながら飲むとおいしく感じるかのような
そんな意識変化を試してみたのです。
彼女が行ったことは以下のことです。
- 半信半疑でもOK。まずは言葉に出してみる。
- 「自分が大好き」「ツイている」など自分なりの言葉を見つける。
- 1人の時は呟いてみる。
- 歩きながら言うと更に効果あり。
第四章「過去を置き換える」
上手にできた時、「できて当然」「もっと上手に」
上手に行かない時は、「だからダメなんだ」「やっぱりね」
と、自分に厳しくしていた彼女。
第三章の「ツイている」を意識し始めた彼女は、
本当の自分と出会います。
厳しくし始める前の、ワクワクして明るかったころの幼少期の自分です。
幼少期の自分ではダメだと厳しくしていった結果、
自分が苦しくなったことに気づき、これが原因だったんだと気づきます。
もう済んだと思った悲しかった記憶も仕舞い込んでいただけだと気づき、
彼女は胸が痛いと感じます。
どう対処すべきか悩んだ結果、彼女は好きな本を読み、泣きました。
忘れてなかったことにするのではなく、自分で受け止めて乗り越えること。
以降、彼女は希望を持ち、怒りが出てきたときは、
「また恐怖が出てきたんだね。
でもあの時(厳しくしていた時)とは違う、少し落ち着いてみよう」
と一呼吸することでキレ癖を収めることができるようになりました。
彼女が行ったことは以下のことです。
- 自分の感情を観察してみる。自分を責めずに感情の動きを観察する。
- 世間体や他人の基準で考えない
- 過去の辛いことや怒りは、なかったことにしない
- 「でもよかったよ」を口癖にする
第五章「笑顔を外に伝える」
怒りの感情をコントロールできるようになり、
ほとんどの場合は感情を外に出す前に自分の中で解決できるようになった彼女。
合わない人と会わないようにし、
不愉快なことが起こりそうな場所にも行かないようになり、
1人でいることも苦痛と思わず、楽しいを楽しめるようになります。
ここまででも大きな変化ですが、
次に笑顔を外に伝えることを実践し始めました。
ある日、笑顔が素敵な人はなぜかお肌が艶々していると気づき、
自分もそうなりたいと思い、笑顔の練習をし始めます。
結果、両頬の筋肉が筋肉痛になり、これまで笑っていなかったと気づきました。
気づいたことで、日常生活で笑顔になることを意識し始めます。
意識し始め、自分から発信することで、
苦手だと思ってた人種も苦手じゃないと感じ始めたようです。
彼女が行ったことは以下のことです。
- ネガティブな情報はできるだけシャットアウト。特に朝。
- コンビニは笑顔になる練習場に持って来い。
- 家で鏡を見る。
- 自分を外に伝える(笑顔でもいいし、SNSでもいい)
第六章「筋トレをする」
ゴミ屋敷から現在までをもすべてを自己発信していっていた彼女。
今でも幸せな状態ですが、更に幸せになるためにヨガをし始めたのです。
知人のヨガの話を聞いた彼女は、彼女の真似をすることにします。
ヨガをすると半日、深い呼吸ができ、りらっすくができたようです。
また、ヨガをしたくないときは教室のシャワーを浴びに行くだけを実践しました。
ヨガをしている人を見ると、ついつい釣られてヨガをしたくなることもあったようです。
ある日、友人から「面白い本があるよ」と言われて読んでみることにした彼女。
筋肉自己啓発本に苦笑いをしながら読み始めます。
メンタルが弱ったら試すべき5つの行動
- 8時間睡眠
- 週3の運動(筋トレが至高)
- 朝起きたら、太陽の光に10分は浴びる
- 三食食べる
- 誰でもいいので悩みを話す(僕はダンベルに話しかけます)
確かに理にかなっていると思った彼女は筋トレを実践します。
ブログの名前も「筋トレをしろ。」に変更しました。
自分が見るものを筋トレに変えることで意識させるためでした。
意識させるためのはずが、共有したいという筋トレ仲間が彼女の周りに集まってきて
共有し、30%超えの体脂肪率がだんだん減っていったのです。
彼女が行ったことは以下のことです。
- まずはヨガくらいから。
- ヨガじゃなくてもウォーキングや水泳でも好きなものをする。
- 最初はなるべく毎日行う(と効果が早いから)
- 仲間を作る。
第七章「人の役に立つことをする」
周りに不愉快なものがなくなり、
仲間もできた彼女は「本来したかったこと」を考えます。
その結果、人を助けることをしたいと思ったそうです。
私の感想
私はこの本を借りた時、何かに惹かれたのか悩むことなく、
スッと手に取りました。
これも何かの縁だと思い、第一~第六章までを意識して暮らしていこうと思います。
この本の内容も簡易的に書いたものなので、気になる方は、
是非図書館などで借りてみてください。
短編でまとめてある上に、漫画などがついていて、
とても読みやすいと思いました。
まずは断捨離!
家族がいて勝手に捨てるわけにはいかないので、
自室のみですが試そうと思います♪