不健康でも母である

精神的な部分も含め、自分の思ったことを正直に更新しています。

「適応障害!?暗闇の中で光を見つけた私」を読んで


なんで私が適応障害!?
なんで私が適応障害!?
合同出版
Digital Ebook Purchas

この本は、序盤から最後まで漫画で説明されている本でした。
文字より漫画で、「こんな人もいるんだ」程度の知識を
知りたいという人にお勧めの本です。


第一章から第二章になればなるほど、
主人公の体調や気持ちに変化が出てきます。


第三章では、手の震えなどだけでなく、涙もろくなり、
生きづらさを実感をし始めます。
ただこの時は、不安症だと思っている状態です。


第四章では、「死にたい」と思うようになり、
精神科で「適応障害」と判断され、カウンセリングを受けます。
カウンセリングを受けつつ、仕事のことを悩む主人公。
恋人が理解者であり、支えてくれていると実感した主人公は、
「この人のために治したい」と思い始めます。


第五章では、会社や親族が理解してくれないことで
死ぬことを実行しようとしましたが、それすらできない主人公。
母親とは疎遠になりますが、父親からの連絡で家族でご飯を食べに行くことに。
ただ父親は配慮ではなく「娘が病気じゃない」と信じたくて実行したことであり、
主人公の脳にまた、自殺が浮かび上がってしまう。


第六章では、人目が気になり、子どもの声にイライラし、全てが億劫になる。
全く動かなくなった主人公を見て彼氏は「死んでしまった」と思い、
何も見えてない状態の主人公は「生きていてごめんなさい」という気持ちを爆発させてしまう。
その後、カウンセリングでアドバイスをもらい、生活習慣から見直すことになった。
生活習慣を見直すことで、食欲が戻り、仕事も後悔なく退職し、治療に専念をしだす。


第七章では、退職届を出しに行き、カウンセリングでは治療に専念したいことを伝えます。
ここで大きな違いは、今まで仕事を辞めたらだめだと思っていた主人公ですが、
「こんな会社に居たら自分がつぶされる」と自覚をし、客観的に見て突っ込みを入れているところですね。
また、カウンセリングの先生も言うとおり「したい」と自分から自分の意志が言えるようになっています。
そして、仕事を辞めたことで金銭面の問題が出てきて実家に帰省をします。
そのためにカウンセリングの先生に心療内科を紹介してもらい、移動することに。
地元での就活では心無い言葉を言われ、泣いてしまう主人公。
最初は大丈夫だと思っていた分、心無い言葉で現実が見えてしまう。
ただ、ここでも恋人が支えてくれたことで一時的な不安から解消される。
翌日の初めての心療内科では「もう原因と別れたなら大丈夫。また何かあったらおいで」との言葉だけで終わってしまう。
しかし、原因と別れた主人公は、依然と違い前向きになっていた。



ざっと書くとこんな感じの内容ですが、
ここに出てくる仕事や身内の心無い言葉などは、
私自身も経験をしているので胸が痛くなりました。
しかし、主人公は【恋人の存在感】が大きく、
恋人がいなければ何度未遂を起こしていたか、と思います。
適応障害は孤独との戦いです。
主人公の恋人のような、そっと横に寄り添ってくれる存在がいることが大きいでしょう。


私にもそのような存在ができると嬉しいのですが・・・!w
以上、「なんで私が適応障害!?暗闇の中で光を見つけた私」を読んで。
でしたm(__)m